【実験室】洗浄評価方法(測定器)の紹介 墨汁(ぬれ性測定)

超音波機器事業部の実験室で使用している測定器・器具を1機種ずつ、
洗浄評価の方法と併せてご紹介させていただきます。
機器名称:
墨汁(ぬれ性測定)
測定分野:
・洗浄物に付着している油分残さ確認
使用例:
・洗浄ぬれ性の簡易測定。
簡単にできる方法なので日常点検での使用例もある。
測定方法:
・乾燥したワークに塗るもしくはワークを墨汁に浸漬し、
墨汁のはじき具合からワークの表面状態(表面張力)を簡易的確認する。
得られる測定結果:
・ぬれ性の簡易的な評価
ワーク写真:

測定例:

メリット:
・短時間で簡易的なぬれ性の簡易評価が可能。
デメリット:
・詳細な検査には不向き。
備考:
墨汁の他に、万年筆のインクや、食紅(食品業界など)を使用する方法もある。
使用する墨汁やインク、食紅のメーカーや型番(商品)よってはじき具合が変る場合がある。継続的に実験を行う場合は注意が必要となる。
簡易的に数値化する方法としてはDyne Pens(ダインペン)の使用や、画像認識装置を使用して数値化を行う方法などがある。
ぬれ指数法のJIS規格として「プラスチック-フィルム及びシート・ぬれ張力評価法」JIS K 6768があり、専用の試薬が市販されている。
※ご紹介した測定器・器具や測定方法は一例です。
目的に合わせて機器や測定方法を選定してください。
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