マルチ超音波QUAVA mini（クオーバミニ）は、超音波による効果や各種現象を手軽に確認できる「研究開発用超音波機器」です。
軽量コンパクトな卓上サイズで場所も取らず、移動や設置も楽々。しかも卓上サイズでありながら高周波帯もご用意。大学などの研究機関や企業の研究開発部門に最適です。

QUAVA mini の4つの特長

1

幅広い周波数に、これ一台でマルチに対応

振動子の周波数が変わっても、買い替えの必要なし

超音波発振器は、低周波タイプ（26kHz〜160kHz）と、高周波タイプ（200kHz〜1.6MHz）の2種類。一台で幅広い周波数に対応します。

※1.6MHz以上の周波数をご希望の場合はこちらまで

2

振動子との組み合わせが自由自在

他テーマの研究にもフレキシブルに対応

マルチ発振器なので、仕様の範囲内であれば様々な超音波振動子を接続することが可能です。
振動子のオーダーメイドもお任せください。

※振動子のオーダーメイドはこちら

3

特別な電源いらず、しかも常時安定出力

必要な電源はAC100～240V

一般的な電源環境があれば動作します。
しかも、平均電力変化±1％・設定電力単位0.1Wと、常に安定した超音波を出力します。

4

軽量・コンパクトで高い利便性

卓上サイズで実験室への設置、持ち運びも楽々

これまで大変だったドラフトチャンバー内への設置も簡単です。槽は小型ながら500ccビーカーを収納することができます。

研究・開発における用途例

QUAVAminiはこれまでさまざまな研究分野で活用されています。

ソノケミストリー

分散・凝集、乳化、脱泡、合成 など

ナノ材料の合成

ナノ金属粒子、ナノセラミックス粒子 など

遺伝子医学分野

有害物質の分解、殺菌、高分子鎖の切断、遺伝子導入 など

超音波洗浄

精密部品や小型基板の少量洗浄 など

◎その他、有機化学、材料創製、製薬、医療応用、環境浄化などの実験で使用されています

QUAVA mini 製品ラインナップ

QUAVA miniの基本構成は、【超音波発振器】＋【振動子ユニット】＋【外槽ユニット】ですが、実験内容に合わせて各ユニットを自由に組み合わせることが可能です。

◎外槽ユニットと振動子ユニットは、簡単に交換できます

① 超音波発振器

低周波タイプ

高周波タイプ

◎記載のない周波数も製作可能です

② 振動子ユニット

◎振動子のオーダーメイドはこちら

③ 外槽ユニット

※スクロールで表全体をご覧いただけます。

型式	3266412	3266413	3266414
外観
材質	PVC	PVC （バルブ付）	PVC （O/F）
槽内寸法	□100 × H150mm

※スクロールで表全体をご覧いただけます。

型式	4267708	3266415	3303103
外観
材質	アクリル （円筒形）	SUS	SUS （ガラス窓付）
槽内寸法	φ120 × H150mm	□107 × H150mm	□100 × H150mm

◎上記以外にもご希望にあわせた形状・材質で製作が可能です
◎200kHz以上はステンレス製を推奨しています

オーダーメイド振動子のご提案

研究開発では、理論の確認や基礎的な実験を経て、実証実験などを目的としたオリジナルの振動子が必要になります。カイジョーではお客様のニーズにあわせたオリジナルの振動子を１個から設計・製作しています。
また、QUAVAmini発振器を購入済のお客様は、振動子のご購入だけで研究の可能性が広がります。

※発振器性能の範囲内での動作となります

HIFU（収束）型振動子

振動子から離れた位置に、高エネルギーの焦点を形成
※非人体用

周波数	1.6MHz、2MHz、3MHz （2MHz、3MHzは別発振器が必要）

霧化用振動子

目的に応じた仕様のご提案が可能です
※産業、実験用途に限る

周波数	1.6MHz、2.4MHz （2.4MHzは別発振器が必要）

密着型振動子

槽が不要、ビーカーを載せるだけで使用可能です

周波数	26／78／130kHz 38／100／160kHz

小型ホーンタイプ振動子

用途に合わせた形状の提案が可能です

周波数	ご相談ください （写真は50kHz）

小型投げ込み振動子

ご使用中の槽をご利用いただけます（放射面φ65㎜）

周波数	200kHz、450kHz、950kHz、1.6MHz

冷却機能付き振動子

ビーカーや振動子の発熱を抑えます

周波数	ご相談ください

研究者のみなさまへ

本ページは超音波機器を研究開発でご使用中、または新たに超音波の導入を検討中の研究者の方々に向け作成しています。実験に適した周波数や出力および環境が必要になるため、このページがお役に立てれば幸いです。

検討・実験初期では最適な周波数などの環境が分からず、お悩みの研究者様も多いかと思います。
その場合でもお気軽にご相談ください。

※初回に限り、上記のQUAVAmini（発振器・振動子・槽）を２週間無料でお貸出しします
※有料のお貸出しサービスの設定はありません
※台数に限りがあるため、貸出中の場合はお待ち頂きます