受託生産のパートナーとしてカイジョーをお選びいただく理由の2つめは、「生産技術」の高さにあると自負しております。
この機会に、超音波機器の中核工場の役割を担っている松本事業所および、東京都羽村市のカイジョー本社にある研究開発拠点をご紹介いたします。
長野県松本市にある[カイジョー 松本事業所]では、自社製品である超音波機器の製造およびメンテナンスに加え、受託生産部門が他社ブランド品の製造を一手にお受けしています。
「高品質」「低コスト」「短納期」を実現する生産体制をとことん追求しています。
受託生産品の一部では、医療機器の品質保証のための国際規格である【ISO13485】を保有しています。
私たちは「より良いものづくり」を追求しています。
現状に満足することなく、常に生産性の向上を目指し、組み立て工程で使用する治具なども内製化。
全従業員からアイデアを募り、日々小さな改善を積み重ねてきました。
カイジョー松本事業所が持つ「工程改善力」はその証です。
目線や作業位置に合わせて、テーブルの高さを調整。作業者の負担が減り、作業効率が上がりました。
手作業で行なっていた部品のはめ合い作業を半自動化。作業者の負担が減り、品質が向上しました。
組み立て治具はすべて自社で内製化。
タクトタイムが速くなり、生産性が向上しました。
チューブ部品を指定の長さに自動でカット。
生産性と寸法精度が向上しました。
松本事業所では医療機器等の製造も行うため、各種の検査機器を自社で保有しています。
非破壊検査を行うための「超音波探傷(たんしょう)」検査機器です。
超音波の波形を見るための検査機器。超音波治療器の品質チェックにも使用しています。
一方、東京都羽村市にあるカイジョー本社では、技術開発部の面々が超音波機器の研究開発を進めています。
品質の高さを裏付けるための評価設備も充実しています。
「電子顕微鏡」によるミクロの世界。接合面の材質は何か、その成分分析も瞬時に行えます。
超音波による接合面の状態を画像として撮影し、丁寧に診断していきます。
デジタル顕微鏡の設備も充実。微細接合による配線の品質評価も、社内で簡単に行うことができます。
マシンビジョンの評価試験。画像認識によってミクロレベルの不良を瞬時に選別することができます。