私たちカイジョーは、超音波洗浄のパイオニアとして産業洗浄の品質向上に貢献してきました。
ご存知のとおり製造工程には様々な汚れが生まれ、「どこまで落とすか」もケースバイケースです。
洗浄に対するニーズが多様化する中で、超音波洗浄が苦手とする「固着した粒子」や「しつこくこびり付いた汚れ」などでお困りのお客様からの相談も寄せられておりました。
しかしながら、そんなお客様を前にして「我々の力及ばず」で済ませるわけにはいきません。以前は高圧洗浄機選択のアドバイスなども行っておりましたが、ひと口に高圧洗浄機といっても一長一短。
どうすればもっと効率良く、しかもコストをかけずに汚れを落とすことができるのか・・・自然と研究が進んでいきました。
細かいバージョンアップを何度も繰り返し、ようやく自分たちが納得できる洗浄機が出来上がりました。
それがカイジョーの『ハイメガパルスクリーナー』です。
これまで培ってきた産業洗浄のノウハウのすべてをお客様に還元すべく、超音波を超え、さらに一般的な高圧洗浄を超えた、カイジョーの洗浄機の新発想ソリューションの登場です。ぜひ一度、ご自身の目でその違いをお確かめください。
従来の高圧洗浄機は、文字通り「水圧」の威力で汚れを落とす装置です。
ワーク表面に高圧をかけた水を連続噴射することで異物(汚れ)を剥がすメカニズムのため、水圧が高ければ高いほど、対象物へダメージを与えることは否めません。
さらに、一定時間連続的に噴射し続けると、対象物の表面に「水膜」が発生します。そのため、洗浄力は時間経過と共に弱まっていくことになります。
その点、断続(パルス)噴射方式を採用したカイジョーの『ハイメガパルスクリーナー』は、断続的な水の衝撃が物体に振動を生むことに着目!この振動が「ふるい落とし効果」を生み、噴射にON-OFFをつけることで水膜の発生を防ぎ、結果として【高い洗浄力】を発揮します。
これを「リフトオフ効果」と呼びますが、『ハイメガパルスクリーナー』なら、隙間や微小穴に詰まったゴミも確実に洗浄可能! 異物は完全に除去されるため「再付着」もありません。
また、噴射しない時間をつくることで水の総量を抑え、【節水効果】を生むばかりか、薬品や廃液処理のコストも含めた【トータルコストの削減】を実現します。
さらに、対象物へのダメージも最小限に抑えることが可能です。
左側のホースから水が入り、右側のチューブからエアーを取り込みます。
エアー弁で、ON(噴射)とOFF(停止)を切り替えることで、断続噴射しています。
既存の製造ラインに追加してお使いいただけます。
既存設備の高圧(及び低圧)ポンプに「コントロールユニット」をつけることで、超音波洗浄機では落とせなかった汚れに的確にアプローチできます。
断続噴射による節水効果に加え、薬品や廃液処理のコストも含めたトータルコストを削減できます。
『ハイメガパルスクリーナー』は水圧やノズルの形状、及び断続運転の間隔を変えることで、洗浄性やダメージをコントロールできます。
導入時にはカイジョーの持つ洗浄ソリューションを持って、お客様のニーズに全力でお応えいたします。
6軸ロボットと組み合わせて、無人洗浄が実現
ガラス・フィルムに付着した油汚れや皮脂を除去し、品質が向上
半導体ウェハーカセットの洗浄で、異物混入による不良品を防止
半導体プリント基板のバリや異物混入を防止
コンベアの定期洗浄に活用し、衛生面の強化が実現
果物を傷めずに腐敗菌を除去、鮮度を保ち、長距離輸送に最適
研磨工程で使われる加工油および、スクラッチの原因になるダイヤモンドスラリーの除去に最適です。
水洗浄より脱脂効果あり、パーティクル除去性に優れています。
PCB基板のバリ取り・ダンシング工程やホーニング工程に最適です。
パルス洗浄によるブレードの振動で、切断性向上も見込まれます。
本体に62Lタンクを搭載しており、水と薬液の混合も可能です。
大型とくらべ省スペースで、スペースが限られた狭い箇所にも設置ができます。
(ノズル使用は1本のみ)
10μm以上の汚れや、スポットシャワーで落ちない汚れに最適な、低圧タイプの小型パルスクリーナーです。
既存設備のポンプを使うことで、生産ラインへの組み込みが可能です。
高圧対応ノズルを使うことで、高圧噴射に対応することもできます。