【実験室】洗浄評価方法(測定器)の紹介 ポータブル接触角計(液滴法)

超音波機器事業部の実験室で使用している測定器・器具を1機種ずつ、
洗浄評価の方法と併せてご紹介させていただきます。
機器名称:
ポータブル接触角計(液滴法)
測定分野:
・ワーク表面に滴下した液滴の接触角の測定。
使用例:
・洗浄→乾燥を行ったワーク表面に滴下した水滴の接触角を測定することで清浄度の相対評価を行う。
測定方法:
・液滴法
ワーク表面に直置きした測定器で着液画像を撮影し、その画像から接触角を測定。
得られる測定結果:
・θ°(角度)
・着液画像
測定風景

表示例

メリット:
・数値での相対比較が出来る。
・操作が容易
・接触角の経時変化や表面張力も測定可能
・シリンジ交換式のため、多種多様の液で容易に測定できる。
デメリット:
・絶対値の比較が出来ない。
・小さいワークの測定には工夫が必要
備考:
・専用の解析ソフトを使用して測定。
近年は画像認識・解析の技術向上により
PCに接続して使用するポータブルタイプの性能が向上しています。
以前は測定が難しかった曲面での測定も可能となってきています。
また、接触角計には液滴法以外にも
拡張・収縮法や、滑落法・動的滑落法、Wilhelmy法などがあります。
洗浄後の清浄度評価には主に液滴法が使用されています。
※ご紹介した測定器・器具や測定方法は一例です。
目的に合わせて機器や測定方法を選定してください。
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